怖い怖い契約のお話・・・

みなさんこんばんは。

行政書士の裾分です。

今日はエイプリルフールですね♪

素敵なウソは閃きましたか?

私はウソとは無縁な人生を歩んでいるため、今日という日はあまり私にとって特別な日ではありません✨

さて、今日、新しい事務所のカギ渡しがあり、新しい事務所が使えるようになりました。

といっても、まだ、ネットや電話も開通しておらず、家具などもほぼない状態なので、本格稼働は来月になってからになりそうです。

今回、事務所を移転をしたということは、新しい事務所の契約をしたということです。もちろん、賃貸契約書も2通作成し、大家さんと私と双方が署名捺印をいたしました。

新しい事務所は2年契約となっています。

ここで問題です。

今回の契約内容の場合、事務所は2年契約なので、その間は、たとえ事業を廃業してこの事務所を退去したとしても、必ず2年間は解約できずに家賃を支払い続けなければいけないのでしょうか?

ちょっと考えてみてください・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

正解は・・・・・

「契約内容による」

です。

例えば、2年間の間に「中途解約を不可」といった契約内容にしていた場合には、2年間は原則として契約書記載の契約解除事由等が発生しない限りは2年間の契約期間中は中途解約できず、事業の廃業や退去があったとしても、契約満了までは家賃を支払い続ける必要があります。

しかし、契約内容に「●か月前に申し出をすることによって、契約期間中でもその契約を解除できる」といった旨の記載があれば、契約期間中でも契約満了を待たずに契約解除できる場合があります。ただし、中途解約の際には契約解除金が発生する契約が盛り込んであることもありますので、内容はよく確認してください。

自分でビジネスを始めると、お店や事務所などの不動産以外にも、契約を交わすことがたくさんあります。

例えば「借りる」契約の代表的なものとしては、

・自動車のリース契約

・コピー機のリース契約

・インターネット上のサブスクリプションサービス(クラウドなど)

などがあります。

他にも契約書を交わして「買う」契約の代表的なものとしては、

・ウェブサイト(ホームページや通販サイトなど)

・自動車

・店舗や事務所の改装や設備

などがあります。

「借りる」契約を結ぶ場合には特に以下の点に注意してください。

・契約期間と中途解約の条件

・契約期間中や更新時の価格変動や更新料

・アフターサービスや保証

また、「買う」契約を結ぶ場合には特に以下の点に注意してください。

・製品やサービスの納期や内容

・契約解除や返品の条件

・支払い方法や支払い条件

・アフターサービスや保証

残念ながら「契約」で失敗するケースは多々あります。

もちろん私も失敗してきました。特に広告関係で・・・・・。

なかでも一番多いと思われる契約の失敗は「思っていたほど効果がなかった」といったものではないでしょうか。

特に、このような商品やサービスを購入したりリース契約を結んだりしたものの、思っていたほど効果がなかったという話をよく聞きます。

・ウェブサイト関係(ホームページやネット通販用ページなど)

・SEO対策(googleなどの検索エンジンに上位表示させるサービス)やウェブサイト等へのアクセス数増加サービス

・ウェブサイト等への広告の定期掲載サービス

・求人情報掲載サービス

・集客や営業代行サービス  など

コロナ禍の現在ではインターネット販売やオンラインサービスに活路を見出そうという企業や個人事業者が増えてきた半面、インターネットやオンラインなどのIT知識が不足している経営者を狙った詐欺みたいな商品やサービスを販売しようとしている業者も増えてきています。

新しいことに取り組むのは良いことですが「やるからにはきちんと勉強してから」取り組みましょう!

少なくとも高い買い物や長期契約を結ぶ際には、自分がその分野に詳しくなかったら、信頼できる専門知識を持った方に相談することをオススメいたします。

ちなみに私はかつて、お客さんから呼ばれて契約内容のチェックを頼まれて、うちの事務所なら20万円くらいで制作できるクオリティーのホームページを100万円以上で買わされそうになった契約を止めたことがあります。

もしあなたが経営者なら、少なくとも売上に直結するものを買う際には「費用対効果」を意識して買いましょうね(^-^)

必要なものではなく「欲しいもの」を買う際には、仕事を頑張りできるだけ「プライベート」で買いましょう♪